平素、タクティール®ケアのご理解とご協力を頂きありがとうございます。
先般、お知らせにて告知させていただいた通り、日本スウェーデン福祉研究所は、2023年6月12日から一般社団法人としてのスタートを切りました。そして、タクティール®ケアの裾野を広げるため、短期的目標として、セラピスト資格の取得者倍増を目指すこととし、告知通り、セラピスト新制度を導入することとなりました。
従来のセラピスト資格は、認定資格取得後、40回分(2名以上×20回)の施術記録を提出し、セラピスト講座の受講資格を得て、1日間のセラピスト講座にて担当インストラクターの厳しいチェックをクリアし、技術の達成度に合格判断を得て取得しておりました。この資格において、セラピストは、有償施術が出来るようになり、タクティール®ケアの施術サロンの開業を可能にし、さらに、タクティール®ケアに関する講演会や体験セミナー、タクティール®ケアⅠ認定者へのファローアップ等、認定を伴う講座は行えないものの(こちらはインストラクター資格の専権事項)、他者にタクティール®ケアの指導を行うことが出来るようになりました。
このたび、一般社団法人日本スウェーデン福祉研究所は、従来のセラピスト資格における、①有償施術可能と②他者への指導可能(認定を伴う講座は除く)という2大許可を分離し、①のみ可能という、取得のハードルを下げた、初級セラピストとも言える新制度を導入することとなりました。この資格は、有償施術を行う上で理解しておかなければならない関連法規を自習し、課題提出でその習熟度を本部が確認することでセラピストとして許可することとなります。
もともと、鍼灸や柔道整復、按摩指圧マッサージなどの国家資格も、資格取得時点ではベテラン施術者とは及びもつかない初心者状態で療術界に飛び込み、修練を重ねるスタートを切ります。今回、タクティール®ケアも早期に有償施術を可能とすることで、施術に対するモチベーションを高め、多くの臨床経験を積んでいただき、ペーパードライバーとならず、熟練セラピストに少しでも近づいていただけるよう制度を改善いたしました。
当然、セラピストとしての初心者状態を抜け出し、さらなる技術向上を求めるためには、他者に教えるという行為②を通じて自己技術を再確認していくことも大事であります。この②を可能にするために、新制度のセラピストの上位資格として、レガシーセラピスト(既存のセラピスト資格と同格であるとして、過去から引き継ぎ未来へと引き継いでいくゆくという意味を込めた呼称です)という資格を設けました。これは、従来通りの40回分(2名以上×20回)の施術記録を提出し、レガシーセラピスト講座の受講資格を得て、1日間の講座にて担当インストラクターから技術の厳しいチェックを受け、他者に教える上での指導ノウハウを学習し、資格を取得していただくこととなります。ちなみに、もともと厳しい条件をクリアした従来のセラピストの方々は、新制度導入に伴い、新たにレガシーセラピストとして登録されることとなります。
新制度において、セラピスト資格を取得された方々には、多くの臨床経験を積まれ、十分な習熟度に達していただき、さらなるレガシーセラピストの資格を得て、最終的にはタクティール®ケアの啓蒙のため、後進の教育にも携わるインストラクター(当法人との契約が必須)を目指していただきたいと考えております。当法人とともに向上心に富む皆様方のお力を添えいただきたいと切に願い、新制度導入の挨拶とさせていただきます。
一般社団法人日本スウェーデン福祉研究所 理事長 佐藤 守
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